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部屋の大きさをイメージしやすく

間取り実践は如何でしたでしょう

修繕委員長の経験からすると大規模修繕工事それに、たとえば建具にしても、できが精巧で、なおかつ気候と素材の関係もあり、結局素人には容易にいじれないところがある。どうしても職人さんを頼まなければどうにもならないわけですねそのうえ、たとえば電気の配線など、自分で工事するのは法律で禁じられています。水道はなかなかむずかしいところもあって、イギリスでもプラマーという水道屋さんを頼みますが、電気工事なんて、彼らはけっこう自分でやります。また、そういうことができるような比較的単純なシステムになっている。
こういうことを考えると、現実的には、なかなかイギリス人のように家を自分で直しながら住むというのは難しいと思います。しかし、土地を買って、新築して住むということだけが家を持つということではないんだという、オルターナティヴスを用意することは、これからの時代にはとても必要なことではないかと思います時代はまさに流動的です。今や会社も何も当てにならない。右肩上がりの時代のように、五千万も六千万もローンを背負って新しい家を新築するということが非常なリスクであることも事実で、また銀行の審査も厳しくなっているから、ちょっとできにくくなってくる。
建築を作っていくパワーを感じ
部屋にダブルベッドを置いて部屋私室からなるものを指している現在

マンションは古くなってきたときが問題

工事の意義を理解していただく

そうすると、もうこの家は古くて汚いままだけれども、二千万円でいいですよ、その代わり壊さないで住んでくださいねというような、そういう逆条件付きの家があってもいいと思います。そうやって古い家を壊さずに大事に使い回していく、それがこれからの時代にあった行き方かもしれないということですうわものいまは不動産で条件付きというのは、上物付きの土地を売るけれども、いまある古家は壊して新築を建てるという条件がついているものを言うわけですが、今の時代、それは逆ではないか。これも、やはりイギリスで学んだひとつの智恵でした。
それからもう一つ不動産に関して言っておきたいことがあります。いま、日本では家作を持つというのは、ひじょうにねじれたかたちになっています。マンション経営というのがありますが、節税するためにマンションを買ってそれを賃貸に出し、ローン負担と原価償却によるマイナス収入にして、それで税金を負けてもらおぅという考え方です。これでは、いくら家作を持ったとしても、自分の収入になりません。
たしかに税金は負けてもらえるかもしれない。私たちのような自由業にとっては、それはすごく大きい魅力ではある。でも、ローンを組まないで買える程度の物件を、資金に余裕のある人が買って、それを家作として割合安い家賃で貸すという、こういう戦前みたいなあり方がもっと工夫されてしかるべきだ貸家についても改良すべき点がある。イギリスでは、敷金というものはだいたい1カ月分ぐらいです。デポジットといいますが、これは純粋に補修のためのお金です。

家という札を貼っておいたこれを貸

賃貸というかたちで貸すわけですから、なにかあっても、もともとのかたちに立ち戻れるぐらいの金額を初めに預かる、それがデポジットですだから、日本のように、家を借りるのに敷金11カ月、礼金11カ月、前家賃1カ月、全部で五カ月分の前払いが必要だなんてそんなバカな話はないと思います。もちろん礼金などというものは、本来法律で禁じるべきものです。あれは戦後間もなく借家が不足していた時に、大家が貸し手市場で勝手にとったのを、いまだにやってるわけで、戦前にはそんな不当な金を取ったりはしなかった。まったく理由のない金ですからね。どうして大家にお礼の金をやらなくちゃならないんです。おかしいでしょう、それ。
家作をつくるという元々の考えから、すべてがねじれてきているのが原因でしょう。税金を負けてもらうために、借金して家を造るというのは、やはり本末転倒です。老後をゆっくり暮らすために無借金で家を買ってそれを貸し、あとは家賃の上がりを年金代わりの収入に、というのが本来の姿です
ほとんどのイギリス人が住む三軒長屋知らない人は意外に思うかもしれませんが、イギリスの家のほとんどは二戸一棟になっている。
セミデタッイギリスの七割くらいを占めています。
チトといいますが三軒長屋のようなつくりになっている家が、こへ行っても、そればかり。
どセミデタッチトの家は、屋根は共通で、壁で仕切られている。そうすると、屋根を二つかけるより安く済むし、壁も一枚節約できるから建築費がかなり安くなる。
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間取り相談やセカンドオピニオンサービス

間取りは二軒とも同じようなものです
日本でふつうにある一軒家は、デタッチといいますが、の一、二パーセントぐらいでしょうか。
ほとんどゼロに近いくらいの割りあいです。
全体残りの二0パーセント前後は、テラストハウスという二階家の棟割り長屋です。
はこのあたりがモデルとなっています。
日本の公団のテラスハウスその他、マンションハウスやコートハウスといった高層マンションが、残りの数パーセントになる。
労働者住宅と都市の金持ちの住む高級マンションとに完全に二分化されています。
これは労働者が住んでいるほうは、ほとんどが公共の市営住宅で、ションのイメージとはだいぶ違う。
ちょっとすさんだ感じがします。
部屋にぶら下げ洗って干すのは夫

工事それ以外の工事

日本のマンまた、金持ちが住んでいる高級マンションは、入り口にはガードマンがいて、ホテルのようなエントランスホールがある。設えもよく、豪華な部屋の天井も高い。住人は億万長者のような人ばかりで、彼らはこのロンドン最中心部にある便利なマンションの他に、田舎には何百エーカーという領地や牧場を持っていたりします。また、そんなところに貴族や上流階級の人々も住んでいて、彼らもまた田舎に立派な邸宅があって、週末はそこへ帰るという生活をしています。
しつらいわゆる中流のイギリス人たちは、そういう人たちもいるのだけれど、の家で満足しているというわけです。
多くの、ささやかなセミデタッチト日本のように、家屋の所有と人生の価値とが大きく結びついている社会では、赤の他人と一つ家を分け合って住むというセミデタッチト的な考え方はまず限りなく不可能に近いので、現実に、日本にはそんな形の一軒長屋なんてのは、親子二世代住宅を除いては殆ど存在しません。
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建築が本当に好きだった頃を思い出して

しかし、今後は、そんな智恵も拝借してよいと思います。そうやって建築費をいくらかでも安くして、ローンの圧迫を少しでも安くする、考えてみてもいいのではありませんか。

寄り合い庭という知恵イギリス人は、ロンドンのような都市で暮らす場合は、都市の中には農村的なものは求めないということを不文律としています。日当たりなどは最初から誰も考えていません。イギリスでは、南を向いている家なんてほとんどない。自由自在にどっちでも向いているところを見れば、やはり、日照ということについては、あんほり意識がないんでしょうね。イギリス人はもともと牧畜民族だから、日照よりも、道との関連で、そこが便利かどうかといったトランスポーテーションのほうに興味がある。しかもできるだけ広い空間がほしいと思っている。
では、どういうふうに家が建つか。
ちょっと図をごらんください。これがイギリスの住宅地のふつうの家の配置です。

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